そう。夢を見たんだ。
一時期はmixiとかで見た夢をひたすら綴ってた時期もありました。
読み返してみると「大丈夫かこの人……」って不安になる事もあったが。まあ、昔の話。
最近は夢を覚えている頻度も下がったし、あんまり面白くなかったんだけど。
久しぶりに書いておいても良さそうなものを見た。
あ、ホラーとか死体とか苦手な人は回避をお勧めします。(そんな夢か
夢は雑木林の小道から始まる。
季節は冬も近いのか、枯れ葉が多い。
そこに居るのは、転校してきたばかりの女の子。
小学校高学年くらいかな。時代も昭和というか、ちびまる子ちゃん思いだしてもらえれば大体あってる。ちょっと都会からやってきたような。そんな子。
離れた所にある道の分かれ目で囃し立てる三人ほどの同級生。
そして、彼女と一緒に居る、枯れ木を束ねたような女の子。
服は分からない。髪型も分からない。目と口はただの穴。
枯れ木のように細いというより、本当に枯れ枝で作ったような人影。
でも、女の子で、同級生で、遠くに居る三人はこの子に何か言葉を浴びせているのだと分かる。
三人は暫くしたら飽きたのかそのまま立ち去り、残されたのは二人だけ。
自分は二人を見る第三者の視点だけど、登場人物では無いらしい。珍しい。
女の子は枯れ枝の子とも仲良くしたいらしい。彼女の外見など気にしない様子で笑いかける。
そうすると枯れ枝の子も心を開いたのか「この山を案内する」と彼女をあちこち連れて行く。
古い古い、郵便局跡という廃墟とか。
もう誰も住んでいない、今にも崩れそうな家とか。
枯れ枝の子は一つ一つ案内をしながら、山の奥へと進んでいく。
その時だけは、彼女の目は穴ではなく、少しだけ楽しそうに見えた。
そうして彼女は、とっておきのものを見せるんだ、と言う様子で雑木林の奥。道が終わり、谷になっている所へと女の子を連れてきた。
枯れ枝の子は女の子を1m位離れた所に待たせて、雑木に紛れていたロープを手に取る。
それに飛びつき。体重を掛けると。そのロープは引っ張られ。
谷から引き上げられる、三つの死体。
二つは学ラン。一つは不明。ただ、全て彼女達よりも年上だろう。
顔は蒼白で。首をつるようにぶら下げられた三つの死体は、風とロープを引かれた衝撃に揺らされるばかり。
驚く女の子に、枯れ枝の子は言う。
言葉すら聞き取れなかったけど、「この死体の仲間になって」という意味合いだった。
そう言うが早いか、枯れ枝の子はぶら下がっていたロープから女の子へと飛びかかり、押し倒す勢いで首に手を掛けてへし折るように殺してしまった。
口から血を流して倒れ、事切れた女の子に乗っかった枯れ枝の子は。
顔を上げて。
初めてこっちを見た。
目が合った。
突然登場人物として引きずり出された自分は慌ててダッシュでその場を逃げる。
枯れ枝の子も、後を追ってくる。
必死に逃げて。逃げて逃げて。
気付いたら実家のそば。
雑木林なんてないし、枯れ枝の子も居なくなっていた。
という夢。
途中から突然登場人物になるとか珍しかったなあ。
もしかしたら本当はずっと一緒に居たのかも、何て思うけど。
覚えてる視点を追う限り、自分はあの二人が居た時には間違いなく存在してなかったんだよね。
自分は何だったんだろうね。
そして、枯れ枝のあの子は何だったんだろうね。
そんな夢でしたとさ。まる。
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